第29回 島根大会 (2012年3月)

〔開催にあたって〕
 現代文明に警鐘を鳴らした福島原発事故から一年。「3・11」からの再出発は、東北だけの問題ではなく、これからの「国づくり」の基本に関わる問題です。その際の核心的課題は、食料、エネルギーと環境、国土構造のあり方などです。
 日本環境会議は、“「原発災害」のない社会をどうつくるか”をテーマに、今年度の全国大会を島根県松江市において開催いたします。開催地・松江市は原発のある唯一の県都です。また、農林業が重要産業である島根県では、県議会がTPP参加問題に異議を唱え、再生可能エネルギーへの取り組みも始まっています。
 「原発災害」のない社会は、国民みんなの願いです。ドイツ原子力倫理委員会委員を務められたシュラーズ教授をお招きし、国際的視野から地域と日本の明日を語り合おうと思います。どなたも自由にご参加いただけます。ぜひ3月には島根でお会いしましょう。