2006 07/10 更新分
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 開催プログラムが決まりました
◆「環境被害に関する国際フォーラム イン熊本&水俣」◆
今秋の9月8日(金)~9月12日(火)、「水俣病公式確認50年」を受けて、標記の「国際フォーラム」が熊本学園大学水俣学研究センターと日本環境会議の共催で開かれます。これは、「第24回日本環境会議」を兼ねて開催され、9月9日(土)の夕方にはJEC会員総会も行われますので、JEC会員の皆様には、お誘い合わせのうえ、多数、ご参加いただきますようご案内をいたします。
「環境被害に関する国際フォーラム イン熊本&水俣」
“水俣病50年の教訓は活かされたか”

International Forum on Environmental Pollution and Health Effects
in Kumamoto and Minamata
“What are the lessons from 50 years of Minamata Disease”
■目   的 2006年は水俣病公式確認50周年にあたる。この半世紀人類は深刻な環境問題に直面してきた。水俣病は人類が初めて経験した広汎な環境汚染で、食物連鎖を通じて起こった化学物質による中毒事件であった。したがって、ここから、教訓として学ぶものが多かったはずである。事実、医学ばかりでなく、生物生態学、法律、政治、行政、文学、マスメディアなどの多様な分野においてさまざまな影響をもたらした。しかし、国内はもとより世界的規模で見たとき水俣病の教訓が十分に活かされているとは思えない。
水俣において国際的な学術会議は何回か開催されてきた。しかし被害者の視点からの学際的な会議はなかった。水俣病公式確認50年を機会に水俣の教訓が活かされたか国際的に検証してみる。
■概   要 50年の機会に行政も各種団体もさまざまな企画が計画されている。学術集会、国際会議や被害者交流集会は水俣では何回かひらかれているが、われわれは行政やNGOが出来ないことを計画した。それは、各地の公害被害者の視点からそれぞれの事件を検証して、水俣の教訓が活かされる道を探る目的で、各地公害の現場の被害者および現場の研究者を水俣に招き、国際的なシンポジウムを開く。世界12-13箇所の公害現場からと、国内の公害現場からの当事者、研究者を招く。
■開催主体 主催:熊本学園大学水俣学研究センター
共催:日本環境会議
協賛:海外交流基金、各メディア(交渉中)。
【9月 8日(金)】
10:00~
10:15~
 
 
 
 
 
 
12:30~
14:00~
 
 
 
 
 
18:00~
会場:熊本学園大学
<オープニングセレモニー> 熊本学園大学学長等、挨拶。
<基調報告> 
1:原田正純(水俣学研究センター所長)
   「水俣病50年をふり返って、医学が果たした役割」
2:富樫貞夫(熊本学園大学)
「水俣病50年史における法と制度」
3:交渉中
4:交渉中
<昼食>       *公害研究委員会等……予定表参照
<セッション1> 総括的報告
 報告1:中国環境訴訟の現状
 報告2:フィリッピンの基地汚染の現状と問題点
 報告3:タイの公害・職業病問題
 報告4:韓国の公害問題
会場:熊本市内
<歓迎レセプション> 学長、知事、市長など(交渉中)
【9月 9日(土)】
09:30~
 
 
 
 
12:00
13:30~
 
 
13:30~
 
 
 
 
17:00~18:00
会場:熊本学園大学
<セッション2> 水銀による環境汚染の報告
 報告1:「ブラジル・アマゾンにおける水銀汚染」
 報告2:「カナダ・オンタリオ州の水銀汚染事件」
 報告3:「中国・松花江水銀事件」
 報告4:「モンゴルにおける水銀汚染事件」
<昼食>      *日本環境会議理事会……予定表参照
<セッション3> (A会場):砒素汚染
 報告1:「西ベンガルの大規模砒素の地下水汚染事件」
 報告2:「インドネシア・ブイヤット湾汚染事件」
<セッション4> (B会場):ダイオキシン、複合汚染
 報告1:「ベトナム枯葉剤影響その後」
 報告2:「台湾の土壌汚染問題」
 報告3:「温山コンビナートによる汚染事件」
 報告4:「ボパール農薬漏洩事件その後」
*日本環境会議会員総会……予定表参照
【9月10日(日)】
18:00~
移動日:水俣市へ(宿泊:水俣市泊)
*水俣市のグループ・バンド、家内コンサート(患者家族)、熊本の人権バンドなど前座。
*喜納昌吉とチャンプルーズコンサート(水俣市埋立地親水海岸)
【9月11日(月)】
09:00~
 
13:00~
 
 
 
15:00~
 
 
 
 
 
 
19:00~
<表敬> 宮本市長訪問
<見学> 水俣市内、資料館、排水口、工場周辺、国立水俣病研究センターなど
会場:選定中
<市民公開講座>
1.中国淮川汚染報告、写真と講演
2.ソウエトの希望の丘運動(南アフリカ)マンドラ・メントール氏
会場A:選定中
<公開ワークショップ①> 被害者交流、実態調査
  中国淮河、マレーシア、カナダ、ブラジル水銀汚染地区住民、インド、日本
会場B:選定中
<公開ワークショップ②> 法と司法
  中国・環境紛争救援会、ベトナム、フィリッピン、
  日本から水俣、新潟、大気汚染、四日市など
会場:選定中
<交流会> 水俣病患者との交流
【9月12日(火)】
09:00~
会場A:選定中
<公開ワークショップ③> 因果関係
  中国、インドネシア、ベトナム、フイリピン、モンゴル、
会場B:選定中
<公開ワークショップ④> 救済と再生
  タイ、マレーシア、インド(ボパール)、韓国温山、台湾

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JEC 日本環境会議