第29回日本環境会議島根大会
 現代文明に警鐘を鳴らした福島原発事故から一年。「3・11」からの再出発は、東北だけの問題ではなく、これからの「国づくり」の基本に関わる問題です。その際の核心的課題は、食料、エネルギーと環境、国土構造のあり方などです。
 日本環境会議は、“「原発災害」のない社会をどうつくるか”をテーマに、今年度の全国大会を島根県松江市において開催いたします。開催地・松江市は原発のある唯一の県都です。また、農林業が重要産業である島根県では、県議会がTPP参加問題に異議を唱え、再生可能エネルギーへの取り組みも始まっています。
 「原発災害」のない社会は、国民みんなの願いです。ドイツ原子力倫理委員会委員を務められたシュラーズ教授をお招きし、国際的視野から地域と日本の明日を語り合おうと思います。どなたも自由にご参加いただけます。ぜひ3月には島根でお会いしましょう。
「第29回 日本環境会議 島根大会」の開催案内
大会プログラムPDF版
日程 2012年3月17日(土)〜18日(日)
会場 島根大学 教養棟1号館(島根県松江市西川津町1060)
島根大学キャンパスマップ
テーマ 「原発災害」のない社会をどうつくるか
主催 日本環境会議(JEC)・JEC島根大会実行委員会・島根大学法文学部山陰研究センター
後援 島根県弁護士会,日本弁護士連合会,日本生活協同組合連合会,日本自然保護協会,全国町並み保存連盟
資料代 一般500円,学生無料
交流懇親会費 5000円(松江東急イン)
第1日目  2012年3月17日(土)
タイムテーブル 内  容 会 場
12:00〜13:00 JEC理事会 102教室
12:30〜 開場・受付開始 1号館玄関ホール
13:30〜13:45 開会セレモニー 大学ホール
13:45〜15:10 全体会 大学ホール
 ◎特別講演:「なぜドイツでは脱原発を決定できたのか」
           講師 ミランダ・A・シュラーズ(ベルリン自由大学教授)
 ◎基調報告:「福島原発災害から学ぶ脱原発社会」
           講師 長谷川 公一(東北大学教授)
15:10〜15:30   (休憩:20分)
15:30〜17:00 シンポジウム:「原発災害」のない社会をどうつくるか 大学ホール
            コーディネーター:吉田 文和(北海道大学教授)
 報告@:「島根原発のあり方を考える」
           上園 昌武(島根大学教授)
 報告A:「福島原発災害以降の日本のエネルギー政策の動向」
           植田 和弘(京都大学教授)
 特別報告:「福島における被害実態調査の中間報告」
           除本 理史(大阪市立大学准教授)
   (総合討論)
パネリスト:ミランダ・A・シュラーズ、長谷川 公一、上園 昌武、植田 和弘
17:10〜17:50 日本環境会議会員総会 大学ホール
18:20〜20:20 交流懇親会 松江東急イン
第2日目  2012年3月18日(日)
タイムテーブル 内  容 会 場       
 9:00〜11:50 テーマ別セッション
<セッション1> 101教室
   テーマ:日本の農林漁業・農漁村の岐路と再生
          〜「原発災害」、TPPを超えて
            コーディネーター:山下 英俊(一橋大学准教授)
 報告@:「宍道湖環境保全のための流域の森づくり10年」
          竹下 幹夫((財)宍道湖・中海汽水湖研究所事務局長) 
 報告A:「離島発!地域再生への都市との連携」
          大江 和彦(島根県・海士町産業創出課長)
 報告B:「地域連携を支える法制度」
          礒野 弥生(東京経済大学教授)
 報告C:「地域連携を支える資金・財政メカニズム」
          寺西 俊一(一橋大学教授)
<セッション2> 102教室
   テーマ:「原発災害」のない社会に向けて
          〜「再生可能エネルギー」に取り組む
            コーディネーター:植田 和弘(京都大学教授)
 報告@:「島根原発の危険性」
          芦原 康江(さよなら島根原発ネットワーク事務局)
 報告A:「木質バイオエネルギーと地域づくり」
          狩野 宏(NPOフォレストアカデミージャパン副理事長)
 報告B:「地中熱を利用した環境共生住宅の環境ビジネス」
          橋本 真成(株式会社ジオパワーシステム代表取締役)
11:50〜12:00   (休憩・会場移動)
12:00〜12:50 全体会 102教室
 ◎特別報告:「辺野古アセスの問題点〜意味ある応答を〜」
            原科 幸彦(東京工業大学教授)
 「コメント」     宮本 憲一(大阪市立大学名誉教授)
12:50〜13:00 閉会総会 102教室
  大会宣言・特別決議  提案と採択
  閉会の辞


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