書籍紹介『環境再生のまちづくり-四日市から考える政策提言』
2008/5/13
2008年4月10日に『環境再生のまちづくり』が刊行されました。監修は宮本憲一さん、編著は遠藤宏一さん、岡田知弘さん、除本理史さんです。編著のお一人、遠藤さんに以下の質問をさせていただきました。

Q:本書のセールスポイントはどこにありますか?

A:3点あります。一つめは、公害と拠点開発方式の地域開発の原点である「四日市コンビナートと地域社会」に関する、初めての、学際的な共同研究による総合的な決算書が明らかにされた点です。二つ目は、その事業に、四日市公害判決前後に生を受けたJECの若い研究者が、文字通り主力となって参加した研究であり、科学者の責任が継承された点で画期的であったこと。三つ目は、四日市に限らず、戦後日本の経済成長を担った全国の地域開発地域・工業都市の今後の課題:環境再生を通じた都市再生の目標(政策領域)・手段・主体についても、一般的に教訓として貰えるような内容になっている点です。

Q:どういう層に読んで欲しいと思われますか?

A:地元四日市は言うに及ばず、全国のコンビナート開発地域、あるいは大気汚染公害訴訟に取り組み、現在「環境再生のまちづくり」に取り組んでいる工業都市の住民・市民や、NPO・NGOの活動に取り組まれている方々。またとくに若い青年・学生の方です。

Q:書き足りなかった部分はありますか?

A:自動車排ガス問題・交通問題等を中心とする今日の四日市の環境問題の現状と課題、コンビナート地域のストック公害:いわゆる化学工業地帯の土壌汚染・海のヘドロ汚染問題等の現状把握と今後の課題等などです。

ミネルヴァ書房発行、A5、344ページ、¥3500+税。

 
JEC 日本環境会議